花巻空港にて(2)
- 2017/04/24
- 00:00
空港内のレストランに入っていく。
100席以上はある、結構広い店である。窓側には、長いテーブルがつけられていて、外の景色に向かい合う形で座ることができる。
滑走路が見えるわけではないが、空港の外の花巻の自然が目に入る席である。
いつもなら、外の景色が目に前に見える席に座るのだが、店の中に入ると奥の方から「どこでもお好きな席にどうそ」と言う声に誘われるように、窓側の席とは反対の奥の壁に沿った席に座ることにした。
店の中には、お客さんは5組くらいだろうか。10人程度がばらばらと座っているだけである。
席に座ると、すぐにウェイトレスが注文を取りに来る。
若い女性ではない、40代くらいだろうか。
珈琲を注文してから、ダメもとで聞いてみた。
「ここには電源はないですよね」
部屋の奥には、電源コンセントは確かに見えているのだが、いつもだったら、お借りしてもいいですか、と聞くところを、どこかにありますか、と言う聞き方をした。
すると、即座にその女性は、「ありますよ。こちらにどうぞ」と、奥の席の真ん中あたりの席を教えてくれた。
その席の下には、ちょうどテーブルに隠れるような形で、電源コンセントがひっそりと備えられている。
この席であれば、ノートPCからのケーブルも、周りに見えることなく、さりげなく電源を使うことができる。店としても、このほうがいいのだろう。
これで安心してPCを使う環境が整った。
ラウンジにいるのと同じである。
いい環境のお陰で、予定以上の時間をここで過ごすことになった。
ある程度、区切りの良いところで、ゲートの中に入ることにした。
ゲートでは、スムーズに中に入れる。
大阪空港のように長い列があるということはない。
持ち物チェックを終えて、待合室に進む。
出発ゲートは、わずか2つだけである。
花巻空港は、ほとんどJAL専用になっている。もう1社フライトを持っている航空会社もあるが、花巻―小牧間を1日4便程度飛ばしているだけだ。
JALの出発ゲートの前に進むと、なんと、電源サービスをしているテーブルが2つ置いてあるではないか。
すでに一人の乗客が座っていたのだが、遠目には、空港関係者が座っているような雰囲気だった。
今は、PCだけではなく、携帯電話の電源が必要な人も多いので、こういうサービスをしているのだろう。
それにしても、テーブル2つと延長ケーブルを引っ張っただけのものとは、いかにも地方空港らしい。
だが、必要な人には、重要な命の水のようなものだ。
このような形で、僕の盛岡滞在3日目が終わっていく。
花巻空港の電源サービス

100席以上はある、結構広い店である。窓側には、長いテーブルがつけられていて、外の景色に向かい合う形で座ることができる。
滑走路が見えるわけではないが、空港の外の花巻の自然が目に入る席である。
いつもなら、外の景色が目に前に見える席に座るのだが、店の中に入ると奥の方から「どこでもお好きな席にどうそ」と言う声に誘われるように、窓側の席とは反対の奥の壁に沿った席に座ることにした。
店の中には、お客さんは5組くらいだろうか。10人程度がばらばらと座っているだけである。
席に座ると、すぐにウェイトレスが注文を取りに来る。
若い女性ではない、40代くらいだろうか。
珈琲を注文してから、ダメもとで聞いてみた。
「ここには電源はないですよね」
部屋の奥には、電源コンセントは確かに見えているのだが、いつもだったら、お借りしてもいいですか、と聞くところを、どこかにありますか、と言う聞き方をした。
すると、即座にその女性は、「ありますよ。こちらにどうぞ」と、奥の席の真ん中あたりの席を教えてくれた。
その席の下には、ちょうどテーブルに隠れるような形で、電源コンセントがひっそりと備えられている。
この席であれば、ノートPCからのケーブルも、周りに見えることなく、さりげなく電源を使うことができる。店としても、このほうがいいのだろう。
これで安心してPCを使う環境が整った。
ラウンジにいるのと同じである。
いい環境のお陰で、予定以上の時間をここで過ごすことになった。
ある程度、区切りの良いところで、ゲートの中に入ることにした。
ゲートでは、スムーズに中に入れる。
大阪空港のように長い列があるということはない。
持ち物チェックを終えて、待合室に進む。
出発ゲートは、わずか2つだけである。
花巻空港は、ほとんどJAL専用になっている。もう1社フライトを持っている航空会社もあるが、花巻―小牧間を1日4便程度飛ばしているだけだ。
JALの出発ゲートの前に進むと、なんと、電源サービスをしているテーブルが2つ置いてあるではないか。
すでに一人の乗客が座っていたのだが、遠目には、空港関係者が座っているような雰囲気だった。
今は、PCだけではなく、携帯電話の電源が必要な人も多いので、こういうサービスをしているのだろう。
それにしても、テーブル2つと延長ケーブルを引っ張っただけのものとは、いかにも地方空港らしい。
だが、必要な人には、重要な命の水のようなものだ。
このような形で、僕の盛岡滞在3日目が終わっていく。
花巻空港の電源サービス
