盛岡にて(2)
- 2017/04/26
- 00:00
ホテルには昼過ぎにチェックインする。
バスで盛岡駅に着いてから、駅の周りで、昼を食べようかとも考えたのだが、いつもの習慣というか、あまりお腹がすいていない。
天気も悪くはない。気温も関西よりは低いのだが、昼間に人の少ない街を歩いていくのは、何となく気持ちがよい。
例によって、キャリングケース、関西風に言うと、コロコロを引っ張っていく。
通りの反対側に食べものやが並んでいる。
一つは、昭和初期のころの雰囲気をもった看板を出している洋食屋である。
以前来たときに、晩飯を食べに一人で入った記憶がよみがえってきた。
ここで昼飯を食べてもよいと思ったが、やはりそれほどお腹がすいていない。
とうとう、そのままチェックインしてしまった。
飛行機代と一泊のホテル代込みでも、通常の飛行機代よりも安い料金で来ている。
やはりそれだけのホテルだ。
ビジネスホテルではあるが、かなり年季が入っている。
それでも部屋では、WiFiが無料で使える。
以前だと部屋にはインターネットのポートがあって、ネットワークケーブルをフロントで借りてきて、接続していたこともあった。
当時は、そのようなサービスもないホテルもあった。
ネットワーク環境は、確かにどんどん良くなっている。
田舎道がいつのまにか、高速道路に変わっているような変化である。
部屋に入ると、そのままメールの処理やら、明日の準備を始めてしまった。
お腹がすいてこない。
今日は、夕食は、明日の講演会を主催している盛岡の人と一緒にすることにしていた。
メールで念のため、連絡をしておく。
明日の資料の印刷もお願いしておいた。
夕食のために、昼を抜きにしようと思っていたのだが、15時を過ぎたころに、さすがに空腹感を覚え始めた。
コンビニに軽い食べ物を買いに行くことにした。
ホテルを出て、コンビニを探すが、すぐに目に入らない。
やはり、このあたりは、東北である。
駅と反対方向に歩くことにした。
この先に繁華街があるので、きっとコンビニがあるだろうと思ったのだ。
しばらく行くと、初めて盛岡に泊まったホテルが見えてきた。
なぜか、このホテルのことはよく覚えている。
あのときも翌日は講演会という前日に盛岡入りをした。
夕食を関西から来た仲間の3人と、東北の人、3人と合計6人で食べた記憶がある。
お酒も結構飲んだ夜だった。
メンバーの一人は、日本酒を飲み過ぎて、翌日の講演会では、なぜかほとんど座っていた。
立つこともできないという程ではないが、足に来ていたのだろう。
その初めて泊まったホテルの前を通り過ぎると、繁華街の入口になる。
そこにコンビニがあった。
関西にいるときと同じように、サンドイッチとおにぎりとサラダを買おうとおもったが、サラダは抜きにした。
こちらのコンビニでは、「おしぼりはいりますか」と聞いてくれる。
答えは、どうしても、はい、お願いしますとなるのだが、このやりとりは、この店だけではなかった。3日目のコンビニでも同じ質問を聞いた。
関西では見られない、サービスだ。
知らぬ間におしぼりが入っていることはあったが、店員が確かめることはなかった。
「髪、切りましたか」と突っ込まれるよりも、百倍は気持ちがいい。
買い物を終えて、ホテルに向かう。
歩いている人で、僕と同じスーツだけと言う人はほとんどいない。
ほとんどの人が、コートやら、ダウンやら、なにかしらを身に着けている。
やはり、まだ東北は寒いのだ。
これは夜は寒そうだな、と体を少し震わせて、部屋に戻る。
バスで到着した盛岡駅前。

駅ビルを背にして、バスロータリーを見る。

これが盛岡駅の正面の顔だ。

石川啄木の歌碑。岩手県の著名人の一人だ。

駅からホテルに向かって歩いていく。

通りの向かい側にある、昔風の食堂。

ホテルからコンビニに出かけたときに見た桜の木。
まだ蕾の状態だった。
今回は桜を随分と見たのだが、これが初めの一本だ。
ぼてぼての内野ゴロのような桜だ。
この後に感激の桜に出会うとは、このときは夢想だにしなかった。

バスで盛岡駅に着いてから、駅の周りで、昼を食べようかとも考えたのだが、いつもの習慣というか、あまりお腹がすいていない。
天気も悪くはない。気温も関西よりは低いのだが、昼間に人の少ない街を歩いていくのは、何となく気持ちがよい。
例によって、キャリングケース、関西風に言うと、コロコロを引っ張っていく。
通りの反対側に食べものやが並んでいる。
一つは、昭和初期のころの雰囲気をもった看板を出している洋食屋である。
以前来たときに、晩飯を食べに一人で入った記憶がよみがえってきた。
ここで昼飯を食べてもよいと思ったが、やはりそれほどお腹がすいていない。
とうとう、そのままチェックインしてしまった。
飛行機代と一泊のホテル代込みでも、通常の飛行機代よりも安い料金で来ている。
やはりそれだけのホテルだ。
ビジネスホテルではあるが、かなり年季が入っている。
それでも部屋では、WiFiが無料で使える。
以前だと部屋にはインターネットのポートがあって、ネットワークケーブルをフロントで借りてきて、接続していたこともあった。
当時は、そのようなサービスもないホテルもあった。
ネットワーク環境は、確かにどんどん良くなっている。
田舎道がいつのまにか、高速道路に変わっているような変化である。
部屋に入ると、そのままメールの処理やら、明日の準備を始めてしまった。
お腹がすいてこない。
今日は、夕食は、明日の講演会を主催している盛岡の人と一緒にすることにしていた。
メールで念のため、連絡をしておく。
明日の資料の印刷もお願いしておいた。
夕食のために、昼を抜きにしようと思っていたのだが、15時を過ぎたころに、さすがに空腹感を覚え始めた。
コンビニに軽い食べ物を買いに行くことにした。
ホテルを出て、コンビニを探すが、すぐに目に入らない。
やはり、このあたりは、東北である。
駅と反対方向に歩くことにした。
この先に繁華街があるので、きっとコンビニがあるだろうと思ったのだ。
しばらく行くと、初めて盛岡に泊まったホテルが見えてきた。
なぜか、このホテルのことはよく覚えている。
あのときも翌日は講演会という前日に盛岡入りをした。
夕食を関西から来た仲間の3人と、東北の人、3人と合計6人で食べた記憶がある。
お酒も結構飲んだ夜だった。
メンバーの一人は、日本酒を飲み過ぎて、翌日の講演会では、なぜかほとんど座っていた。
立つこともできないという程ではないが、足に来ていたのだろう。
その初めて泊まったホテルの前を通り過ぎると、繁華街の入口になる。
そこにコンビニがあった。
関西にいるときと同じように、サンドイッチとおにぎりとサラダを買おうとおもったが、サラダは抜きにした。
こちらのコンビニでは、「おしぼりはいりますか」と聞いてくれる。
答えは、どうしても、はい、お願いしますとなるのだが、このやりとりは、この店だけではなかった。3日目のコンビニでも同じ質問を聞いた。
関西では見られない、サービスだ。
知らぬ間におしぼりが入っていることはあったが、店員が確かめることはなかった。
「髪、切りましたか」と突っ込まれるよりも、百倍は気持ちがいい。
買い物を終えて、ホテルに向かう。
歩いている人で、僕と同じスーツだけと言う人はほとんどいない。
ほとんどの人が、コートやら、ダウンやら、なにかしらを身に着けている。
やはり、まだ東北は寒いのだ。
これは夜は寒そうだな、と体を少し震わせて、部屋に戻る。
バスで到着した盛岡駅前。

駅ビルを背にして、バスロータリーを見る。

これが盛岡駅の正面の顔だ。

石川啄木の歌碑。岩手県の著名人の一人だ。

駅からホテルに向かって歩いていく。

通りの向かい側にある、昔風の食堂。

ホテルからコンビニに出かけたときに見た桜の木。
まだ蕾の状態だった。
今回は桜を随分と見たのだが、これが初めの一本だ。
ぼてぼての内野ゴロのような桜だ。
この後に感激の桜に出会うとは、このときは夢想だにしなかった。
