最期の言葉
- 2017/12/31
- 00:00
今年、11月に父が逝った。
水曜日の深夜のことだ。
数日前から、かなり容態が悪くなっていた。
毎日、父のもとには顔を出していた。
担当の医師は、後2週間くらいということを言っていた。
それを聞いてから、3日目のことだった。最後は急いで駆け足で去ってしまった。
いつもは週末に顔を出していたので、土曜日、日曜日に続いて、月曜日に顔を出したときに、父は驚いたのだろうか。
「今日は月曜日だね」と、聞いてきた。
「そうだよ。月曜日だよ」と顔の近くで答えた。
休みの日でないのに来たことが意外だったのだろう。
横になっている父に、また来るね、と言って部屋を出る。
翌日、火曜日に、父から、会いたいという伝言が来た。
夕方、会いに行く。
でも、父は、顔を見るだけで、なにも言わなかった。
昨日とあまり変わるところがないように見えた。
その夜も、また来るね、と言って、家に戻った。
そして、22時過ぎだ。
息をしていませんという、連絡が来る。
急いで車でかけつける。
父は、確かに息をしていない。
死亡確認は、医師でないと、できないことだ。
深夜0時58分。担当の医師が来られて確認。
僕にとっては、大きな存在の父だった。
父が眠る広島のお寺と、近くを流れる太田川。



水曜日の深夜のことだ。
数日前から、かなり容態が悪くなっていた。
毎日、父のもとには顔を出していた。
担当の医師は、後2週間くらいということを言っていた。
それを聞いてから、3日目のことだった。最後は急いで駆け足で去ってしまった。
いつもは週末に顔を出していたので、土曜日、日曜日に続いて、月曜日に顔を出したときに、父は驚いたのだろうか。
「今日は月曜日だね」と、聞いてきた。
「そうだよ。月曜日だよ」と顔の近くで答えた。
休みの日でないのに来たことが意外だったのだろう。
横になっている父に、また来るね、と言って部屋を出る。
翌日、火曜日に、父から、会いたいという伝言が来た。
夕方、会いに行く。
でも、父は、顔を見るだけで、なにも言わなかった。
昨日とあまり変わるところがないように見えた。
その夜も、また来るね、と言って、家に戻った。
そして、22時過ぎだ。
息をしていませんという、連絡が来る。
急いで車でかけつける。
父は、確かに息をしていない。
死亡確認は、医師でないと、できないことだ。
深夜0時58分。担当の医師が来られて確認。
僕にとっては、大きな存在の父だった。
父が眠る広島のお寺と、近くを流れる太田川。


