ぷかぷか(7)
- 2019/12/03
- 00:00
今日のスピーチは、主賓と乾杯の挨拶、この2つはいずれも医者の先輩だ。
ひとりは茶髪で側頭部を借り上げているという、ヤンキー風である。
今どきの医者もすごい。
やるもんだ。
その後は友人のスピーチが一人。
この人も医者でハワイから駆け付けたという。
音楽の演奏が多かったので、時間的にもスピーチの数が少ないのは当然かもしれない。
僕がスピーチをすることは、ありえないのだが、万一突然ふられたときのネタは考えていた。
K君。○○さん(新婦の名前、忘れた)、ご結婚おめでとう。
この後すこし、僕の父と一緒に食事をした思い出話を話す。
そのとき、君がお皿に残ったスープを、パンの端を使って、きれいに食べていたのを、なぜか鮮明に今でも覚えています。
若いのに几帳面な学生だなと思っていました。
今は、君は医者として、緊急救命医として立派に活動されています。
医者というのは、門外漢の私に言わせると、存在だけでも世の中のためになる人です。
それは自分では気が付かないけれど、そうなのです。
ただ、仕事を始めたときから、まわりから先生、先生と呼ばれていた君には、辛口になりますが、一つだけ覚えておいて欲しいことがあります。
これは、同じように医師を職業としている、友人の息子さんを見ていて思ったことです。
あるとき、息子さんが家のことを手伝うときに、言った言葉。
僕の時給はいくらだと思っているのだ、と。
確かに夜勤をすれば、一晩で10万でも20万でも手当てがつくかもしれません。
それは医師としての、その人に対する価値、評価の高さです。
ただ、医師であっても、掃除をしたり、庭の草抜きをしたり、そういうときには、同じ時給にはなりません。
それだけ、医師としての仕事の大切さをしっかりと、いつも考えて欲しい。
そして、たとえ時給という観点では、低いものでも、そのような仕事があって、初めて世の中が成り立っていることを忘れないで欲しい。
時給で判断してはいけないということです。
自分のやっていることの重要性を忘れないこと、そして、それ以外にも世の中の多くの人が、必死で頑張っていることも、いつも考えていて欲しい。
辛口となりましたが、今日、新しい門出を迎える、K君に伝える、私からのメッセージです。

ひとりは茶髪で側頭部を借り上げているという、ヤンキー風である。
今どきの医者もすごい。
やるもんだ。
その後は友人のスピーチが一人。
この人も医者でハワイから駆け付けたという。
音楽の演奏が多かったので、時間的にもスピーチの数が少ないのは当然かもしれない。
僕がスピーチをすることは、ありえないのだが、万一突然ふられたときのネタは考えていた。
K君。○○さん(新婦の名前、忘れた)、ご結婚おめでとう。
この後すこし、僕の父と一緒に食事をした思い出話を話す。
そのとき、君がお皿に残ったスープを、パンの端を使って、きれいに食べていたのを、なぜか鮮明に今でも覚えています。
若いのに几帳面な学生だなと思っていました。
今は、君は医者として、緊急救命医として立派に活動されています。
医者というのは、門外漢の私に言わせると、存在だけでも世の中のためになる人です。
それは自分では気が付かないけれど、そうなのです。
ただ、仕事を始めたときから、まわりから先生、先生と呼ばれていた君には、辛口になりますが、一つだけ覚えておいて欲しいことがあります。
これは、同じように医師を職業としている、友人の息子さんを見ていて思ったことです。
あるとき、息子さんが家のことを手伝うときに、言った言葉。
僕の時給はいくらだと思っているのだ、と。
確かに夜勤をすれば、一晩で10万でも20万でも手当てがつくかもしれません。
それは医師としての、その人に対する価値、評価の高さです。
ただ、医師であっても、掃除をしたり、庭の草抜きをしたり、そういうときには、同じ時給にはなりません。
それだけ、医師としての仕事の大切さをしっかりと、いつも考えて欲しい。
そして、たとえ時給という観点では、低いものでも、そのような仕事があって、初めて世の中が成り立っていることを忘れないで欲しい。
時給で判断してはいけないということです。
自分のやっていることの重要性を忘れないこと、そして、それ以外にも世の中の多くの人が、必死で頑張っていることも、いつも考えていて欲しい。
辛口となりましたが、今日、新しい門出を迎える、K君に伝える、私からのメッセージです。
