伝道
- 2020/04/20
- 00:00
「ねえねえ、教訓って歌の事を書いていたでしょう。加川さんの歌」
「教訓じゃなく、教訓Ⅰね」
「まあ、教訓でも教訓Ⅰでも、どっちでもいいのだけど」
「どっちでもいいことはないだろう。
加川良さんが教訓Ⅰってつけたんだから。
きっと教訓Ⅱを出すつもりだったのだろうね。
それから、加川さんじゃなくて、加川良さんね。
加川さんだと、なんか別人みたいだろう」
「それはどうでもいいのだけど」
「どうでもいいことはないだろう」
「私がいいたいのはね。私は教訓イチよりも、伝道の方が好きってことよ」
「へえ、伝道って知ってんだ」
「私だって知ってるわよ。
悲しい時にゃ、悲しみなさい、
気にすることじゃ、ありません、って歌しょう。
知ってますよ」
「僕も伝道の方が好きだね。
あなたのだいじな命に
かかわることもあるまいし、、、」
「「 そうです それが運命でしょう
気にすることじゃありません
生まれて死ぬまで つきまとうのは
悩みというものだけなおですよ 」」
「歌えるものだね。短い歌だし、コードも簡単だからね」
「でも、なんかみんな暗い歌ね」
「確かに、あまり前向きではないね。
そういう時代だったのだろう。
若者が鬱屈として、まさに、されどわれらが日々、だね」
「それって、柴田翔さんだっけ」
「これも知っていたんだ」
「名前くらい知っているわ」
「東大工学部から文学部へ転籍した人だね。
そのまま文学部の教授になって、もう今は退官されているね」
「ふーん、、、、今日は、外を歩いてみる」
これもGさんの写真だ。
北大のキャンパスを走る道路と銀杏並木。

「教訓じゃなく、教訓Ⅰね」
「まあ、教訓でも教訓Ⅰでも、どっちでもいいのだけど」
「どっちでもいいことはないだろう。
加川良さんが教訓Ⅰってつけたんだから。
きっと教訓Ⅱを出すつもりだったのだろうね。
それから、加川さんじゃなくて、加川良さんね。
加川さんだと、なんか別人みたいだろう」
「それはどうでもいいのだけど」
「どうでもいいことはないだろう」
「私がいいたいのはね。私は教訓イチよりも、伝道の方が好きってことよ」
「へえ、伝道って知ってんだ」
「私だって知ってるわよ。
悲しい時にゃ、悲しみなさい、
気にすることじゃ、ありません、って歌しょう。
知ってますよ」
「僕も伝道の方が好きだね。
あなたのだいじな命に
かかわることもあるまいし、、、」
「「 そうです それが運命でしょう
気にすることじゃありません
生まれて死ぬまで つきまとうのは
悩みというものだけなおですよ 」」
「歌えるものだね。短い歌だし、コードも簡単だからね」
「でも、なんかみんな暗い歌ね」
「確かに、あまり前向きではないね。
そういう時代だったのだろう。
若者が鬱屈として、まさに、されどわれらが日々、だね」
「それって、柴田翔さんだっけ」
「これも知っていたんだ」
「名前くらい知っているわ」
「東大工学部から文学部へ転籍した人だね。
そのまま文学部の教授になって、もう今は退官されているね」
「ふーん、、、、今日は、外を歩いてみる」
これもGさんの写真だ。
北大のキャンパスを走る道路と銀杏並木。
