イランの男性(2)
- 2015/03/21
- 00:10
Sさんとアメリカ出張で合流したことがある。
Sさんは、ソフトウェアを丁寧に繊細に扱うような細やかなこころを持っているが、それとは反対に随分、おおざっぱなところもある。
アメリカでレンタカーを借りて、ホテルからオフィスまで一緒に行くことがあった。
レンタカーに乗ることは、アメリカでは当たり前のことになっていてj、全然苦痛にはならない。
日本では、右ハンドルだったので、それが左ハンドルに替わる。
方向指示器のレバーが右左反対、ワイパーのレバーが右左反対に気をつければいい。
後は、相撲でいう右四つが左四つに替わるような感覚の違いがある。
これもしばらく走れば、慣れてくる。
すいている道を1台だけで走っているときは、レーンを間違えないようにしないといけないが、他の車が一緒に走っているときは、走りやすい。
交差点の信号だけは、日本とは全く違うところがある。
日本では同時赤の時間帯を、ある程度取ってあるが、アメリカでは、全部赤というのはない。
日本の調子で、少々無理をしてでも交差点に入っていくというのは危険である。
Sさんと車でオフィスの敷地に入る。
郊外にあるオフィスなので、駐車場もゆったりしている。
バックで駐車スペースに入れる。
日本にいるのと同じように慎重に動かす。
あまりに慎重にやり過ぎていると思ったのか、Sさんが僕に言った。
「The Sound tells you」
ぶつかれば音で分かるよ、っていうことだね。
それはそうだけど、日本人には、そういうやり方は無理だ。
