屁の突っ張りにもならないの続き
- 2020/05/07
- 00:00
ねえねえ、屁の突っ張りって、初めて聞いたけれど、どんなときに使うのかしら。
そういえば、わが人生で何度使っただろうか。
随分大げさね、わが人生なんて。
きっと身内でしか使ったことがないような気もするね。
身内って?
ああ、それは同じ学校の卒業生仲間の中だけってこと。
でも、そういう言葉って意外にあるらしいわよ。
そうそう、同じ会社の中でしか使わない、その企業のなかの常套句のようなものだろう。
僕も外資系にいたころは、そういう言葉がよく社内で飛び交っていたね。
例えばどういう言葉?
うーん、改めて聞かれるとすぐにはでてこないけれど、、、、、
そうそう、”じゃによって”とか。
”じゃによって”?
それは接続詞のようなもので、英語で言うと、 therefore に似ているね。
前に話したことを受けて、それだから、次はこうなるという説明の時に、間に入れる言葉だよ。
へぇ、確かに随分ローカルな感じがするわね。
私は使ったことはないわ。
きっと業界によって、固有の言葉っていうのは、結構あるのじゃないかな。
業界用語っていうのでしょ。
でも、日本語としてどうかなという言い方のものもあるから。
悪貨が良貨を駆逐するというけれど、汚い言葉が、良い日本語を悪くするというような。
いつのまにか、そのほうが標準的な言葉として堂々と使われていくような。
あまりいい感じはしないね。
ふーん、そうかな。
最近ではよく、これを共有しますっていう言葉が使われているけれど、以前だったら、この資料を送りますから見ておいてくださいね、とか、その資料を送ってください、と言っていたのを、それでは後でこの資料を共有しますから、とかその資料を共有させてください、っていうからね。
確かに英語だと share という言葉で表現すると、いかにもぴったりはまっているので、その部分が日本語に訳されて、日本語の中に定着してしまったというところかな。
まあ、それもしようがないのじゃない。
でも、屁の突っ張りもにもならないは、共有したい人はほとんどいないでしょうね。
いずれ国語辞典からも消えていくのだろうね。
そうそう、屁の突っ張りにもならない、って言葉を改めて調べてみたら、屁が出るのを止めることもできない、なんて書いてあったサイトがあったね。
出かかっているおならを止めることはできない、という意味のような書き方をしている。
それは違うだろうと思わず叫んでしまった。
ネットの情報は気を付けないとね。
5年前の秋、北大の構内で咲いていた花たち。
本文とは関係ありません。




そういえば、わが人生で何度使っただろうか。
随分大げさね、わが人生なんて。
きっと身内でしか使ったことがないような気もするね。
身内って?
ああ、それは同じ学校の卒業生仲間の中だけってこと。
でも、そういう言葉って意外にあるらしいわよ。
そうそう、同じ会社の中でしか使わない、その企業のなかの常套句のようなものだろう。
僕も外資系にいたころは、そういう言葉がよく社内で飛び交っていたね。
例えばどういう言葉?
うーん、改めて聞かれるとすぐにはでてこないけれど、、、、、
そうそう、”じゃによって”とか。
”じゃによって”?
それは接続詞のようなもので、英語で言うと、 therefore に似ているね。
前に話したことを受けて、それだから、次はこうなるという説明の時に、間に入れる言葉だよ。
へぇ、確かに随分ローカルな感じがするわね。
私は使ったことはないわ。
きっと業界によって、固有の言葉っていうのは、結構あるのじゃないかな。
業界用語っていうのでしょ。
でも、日本語としてどうかなという言い方のものもあるから。
悪貨が良貨を駆逐するというけれど、汚い言葉が、良い日本語を悪くするというような。
いつのまにか、そのほうが標準的な言葉として堂々と使われていくような。
あまりいい感じはしないね。
ふーん、そうかな。
最近ではよく、これを共有しますっていう言葉が使われているけれど、以前だったら、この資料を送りますから見ておいてくださいね、とか、その資料を送ってください、と言っていたのを、それでは後でこの資料を共有しますから、とかその資料を共有させてください、っていうからね。
確かに英語だと share という言葉で表現すると、いかにもぴったりはまっているので、その部分が日本語に訳されて、日本語の中に定着してしまったというところかな。
まあ、それもしようがないのじゃない。
でも、屁の突っ張りもにもならないは、共有したい人はほとんどいないでしょうね。
いずれ国語辞典からも消えていくのだろうね。
そうそう、屁の突っ張りにもならない、って言葉を改めて調べてみたら、屁が出るのを止めることもできない、なんて書いてあったサイトがあったね。
出かかっているおならを止めることはできない、という意味のような書き方をしている。
それは違うだろうと思わず叫んでしまった。
ネットの情報は気を付けないとね。
5年前の秋、北大の構内で咲いていた花たち。
本文とは関係ありません。



