朝の連続テレビ小説の遊びごころ(2)
- 2020/05/28
- 00:00
”エール”での役の名前と実在の名前の関係は、見ていくと結構面白い。
これは関係者の遊びごころだと僕は思っている。
実は、“まんぷく”でも同じようなところがあったのである。
こちらは、日清食品のカップヌードルを作った人、安藤百福さんの話だが、実名と役の名前との関係ではない。
ドラマのなかで、皆が集まる喫茶店であるパーラー白薔薇にあるものだ。
注意していないと気が付かないものばかりだが、僕のように録画して再生で見る人でないと、分からないだろう。
それは、壁にかかっているポスターである。
映画のポスターが、大半であるが、これはNHKならではというか、余裕がないとここまでは気が回らないだろうというものばかりなのだ。
まず最初に気が付いたのは、映画のタイトルがいかにも有名な映画をひねったものになっている。
“風と共に去りぬ”が”時代と共に去りぬ“である。
これは”時代と共に去りぬ“を見た瞬間に連想できる。
その横には、“OK工場の決闘”とある。これは“OK牧場の決闘”だ。
僕の好きな俳優でもあったバート・ランカスターとカーク・ダグラスが共演した西部劇の名作だ。
昔の映画好きには、すぐにピンとくる映画の題名をもじったものが続く。
次は“巴里のイギリス人”だ。
さすがにここまで古い映画は、僕もよく知らないが、なんとなく聞いた気がする。
調べてみると1951年公開の映画で”巴里のアメリカ人“というものがある。
これから来ている。
そして”戦場にかける梯”と来る。
これはもちろん”戦場にかける橋“だ。
映画は知らなくても、この映画のなかの挿入歌“クワイ河マーチ”は有名だ。
橋を梯にかけたのは、いかにも苦しいが、いずれも木ヘンであるので許そう。
さらに“あさがお”と続く。
これは、カトリーヌ・ドヌーブ主演の映画“昼顔”だ。
“昼顔”を検索すると、日本で公開された映画が出てくるが、もちろんそれではない。
本家の”昼顔”は、1967年公開だ。
“あさがお”を“朝顔”にしなかったのは、なぜだろう。
せめてひらがな表記にして、独自性を出そうとしたのだろうか。
(つづく)
”時代と共に去りぬ” ”OK工場の決闘”

“巴里のイギリス人”

”戦場にかける梯”

”あさがお”

これは関係者の遊びごころだと僕は思っている。
実は、“まんぷく”でも同じようなところがあったのである。
こちらは、日清食品のカップヌードルを作った人、安藤百福さんの話だが、実名と役の名前との関係ではない。
ドラマのなかで、皆が集まる喫茶店であるパーラー白薔薇にあるものだ。
注意していないと気が付かないものばかりだが、僕のように録画して再生で見る人でないと、分からないだろう。
それは、壁にかかっているポスターである。
映画のポスターが、大半であるが、これはNHKならではというか、余裕がないとここまでは気が回らないだろうというものばかりなのだ。
まず最初に気が付いたのは、映画のタイトルがいかにも有名な映画をひねったものになっている。
“風と共に去りぬ”が”時代と共に去りぬ“である。
これは”時代と共に去りぬ“を見た瞬間に連想できる。
その横には、“OK工場の決闘”とある。これは“OK牧場の決闘”だ。
僕の好きな俳優でもあったバート・ランカスターとカーク・ダグラスが共演した西部劇の名作だ。
昔の映画好きには、すぐにピンとくる映画の題名をもじったものが続く。
次は“巴里のイギリス人”だ。
さすがにここまで古い映画は、僕もよく知らないが、なんとなく聞いた気がする。
調べてみると1951年公開の映画で”巴里のアメリカ人“というものがある。
これから来ている。
そして”戦場にかける梯”と来る。
これはもちろん”戦場にかける橋“だ。
映画は知らなくても、この映画のなかの挿入歌“クワイ河マーチ”は有名だ。
橋を梯にかけたのは、いかにも苦しいが、いずれも木ヘンであるので許そう。
さらに“あさがお”と続く。
これは、カトリーヌ・ドヌーブ主演の映画“昼顔”だ。
“昼顔”を検索すると、日本で公開された映画が出てくるが、もちろんそれではない。
本家の”昼顔”は、1967年公開だ。
“あさがお”を“朝顔”にしなかったのは、なぜだろう。
せめてひらがな表記にして、独自性を出そうとしたのだろうか。
(つづく)
”時代と共に去りぬ” ”OK工場の決闘”

“巴里のイギリス人”

”戦場にかける梯”

”あさがお”
