ぶろぐのあたま

浮気をしてしまった。
といっても、人間のことではない。

野球の実況を聞くときは、ラジオでは、朝日放送と決めていた。
1008kHZである。
これはたぶん、朝の番組、おはよう朝日の道上洋三さんの影響だろう。
甲子園での試合のときは、朝日放送が解説者もアナウンサーも阪神サイドの放送となるので、こてこての阪神ファンとしては、スムーズに聞けるわけだ。

ところが甲子園以外の試合となると、朝日放送の解説者やアナウンサーが出張して解説するということにはならないケースが多い。
特に最近では、経費節減のためか、その開催地の局と提携して、朝日放送として放送することになる。
そうなると、まったく甲子園の放送とは違ってくる。
そこでは阪神タイガースは、アウエーである。
アナウンサーも解説者も敵となる。
特にアナウンサーは、阪神タイガースの選手の情報に詳しくないことが多いので、どうしてもホームチームの話が中心になる。
東京ドームでの放送は最悪である。タイガースの成績も東京ドームでは、ひどいものであるので、よけいに、腹が立ってくる。

どこの試合だったか、あまりにもアナウンサーの話がひどいので、車の中で聞いていたときだったが、横のボタンを押して毎日放送に変えることにした。

そのときは、運よく、関西人である、金村義明さんが解説者だった。
話だけで食べていけるスキルを持った解説者でもあるが、ホームチームの話よりも、阪神タイガースの話が多くなる。
よく聞くと、毎日放送では、“タイガース全力応援宣言”と謳っているくらいである。
阪神タイガースサイドの解説となってもよいのである。

それに引き換え、朝日放送のへっぴり腰には、あきれる。
一応、“寅バン主義！阪神タイガース”と言っているが、朝日放送の担当者は、自局のタイガースの放送を聞いているのだろうか。
一度でも聞いてみたら、きっと毎日放送に周波数を変えるだろう。

先日の神宮での試合開始直後にアナウンサーが発した言葉には、あきれてしまった。
今日は、ヤクルトー巨人戦、と言ったのである。
お前はあほか。
言い間違えにも程がある。

甲子園以外のラジオの放送は、毎日放送に浮気をすることにしたのである。