球児引退表明
- 2020/09/04
- 00:00
藤川球児が今シーズン限りの引退を表明した。
今すぐにということではなく、9月には1軍に戻って、3回目の優勝を成し遂げて、有終の美を飾って引退というのが、本当に実現したいことだろう。
22年前の入団記者会見で3回優勝すると言っている。
当時はホラと言われたのだが、実際、2003年と2005年に優勝を実現した。
あと1回やれば、まさに有言実行である。
阪神タイガースファンとしては、阪神が試合に勝つことが、その日の一番の喜びである。
甲子園球場に応援に行ったときは、その思いは一層強くなる。
それでも、試合に負けることがある。
そういう日は、贔屓の選手のホームランを見ることができれば、まあいいかということになる。
田淵であったり、掛布であったり、阪神タイガースのスター選手が活躍すれば、敗戦も許そう、という気持ちだ。
ピッチャーの場合は、絶対の抑えとしての投手が投げて、もし打たれたとしも、それはしようがない、ということになる。
まさに藤川球児がその絶対の抑えだった。
球児が出てきて、万が一打たれたならば、それはもうどうしようもない、ということだ。
打たれても許すということになる。
いままで、どれだけ球児に救われたか、抑えてきたか、それを考えれば、一度打たれたといっても許してしまうのだ。
でも今年の藤川は、確かに、昔の藤川ではなかった。
昨年は、全盛期の藤川ではなかったが、それでも技術で抑えていたところがある。
今年は、さらにその勢いが衰えている。
さすがの球児も限界かと思っていた。
ラジオの解説では、岡田元監督は、すでに昨年の春のキャンプでだめだと本人に言っていたそうだ。
だが、今、鳴尾浜で復活を期する球児が奇跡を起こすことを信じている。
一度でいいから、甲子園のマウンドに戻って、セーブをして欲しい。
名球会まで後5つだけど、それはできなくても構わない。
もう球児は十分すぎるほど、タイガースファンに夢を与えてくれた。
それは名球会以上のことだ。
名球会は名誉なことかもしれないけれど、阪神タイガースファンの球児を思う、熱い気持ち、そのほうが、よほど価値があるというものだ。
次は、あのすごい剛速球を、次の世代に伝えてほしい。
きっと球児は、コーチとしても素晴らしい実績を残すに違いない。
記者会見やインタビューのなかでしか、球児の生の声を聴いていないけれど、あれだけのことを若い人たちにきっちりと伝えることができれば、どれだけその言葉が彼らを勇気づけ、成長させることができるだろう。
若い人にとっては、素晴らしい先輩がいるのだ。
これほど恵まれた環境はないだろう。
2007年の球児の人形

周りにいるのは、岡田監督、金本知憲、赤星憲広だ。

今すぐにということではなく、9月には1軍に戻って、3回目の優勝を成し遂げて、有終の美を飾って引退というのが、本当に実現したいことだろう。
22年前の入団記者会見で3回優勝すると言っている。
当時はホラと言われたのだが、実際、2003年と2005年に優勝を実現した。
あと1回やれば、まさに有言実行である。
阪神タイガースファンとしては、阪神が試合に勝つことが、その日の一番の喜びである。
甲子園球場に応援に行ったときは、その思いは一層強くなる。
それでも、試合に負けることがある。
そういう日は、贔屓の選手のホームランを見ることができれば、まあいいかということになる。
田淵であったり、掛布であったり、阪神タイガースのスター選手が活躍すれば、敗戦も許そう、という気持ちだ。
ピッチャーの場合は、絶対の抑えとしての投手が投げて、もし打たれたとしも、それはしようがない、ということになる。
まさに藤川球児がその絶対の抑えだった。
球児が出てきて、万が一打たれたならば、それはもうどうしようもない、ということだ。
打たれても許すということになる。
いままで、どれだけ球児に救われたか、抑えてきたか、それを考えれば、一度打たれたといっても許してしまうのだ。
でも今年の藤川は、確かに、昔の藤川ではなかった。
昨年は、全盛期の藤川ではなかったが、それでも技術で抑えていたところがある。
今年は、さらにその勢いが衰えている。
さすがの球児も限界かと思っていた。
ラジオの解説では、岡田元監督は、すでに昨年の春のキャンプでだめだと本人に言っていたそうだ。
だが、今、鳴尾浜で復活を期する球児が奇跡を起こすことを信じている。
一度でいいから、甲子園のマウンドに戻って、セーブをして欲しい。
名球会まで後5つだけど、それはできなくても構わない。
もう球児は十分すぎるほど、タイガースファンに夢を与えてくれた。
それは名球会以上のことだ。
名球会は名誉なことかもしれないけれど、阪神タイガースファンの球児を思う、熱い気持ち、そのほうが、よほど価値があるというものだ。
次は、あのすごい剛速球を、次の世代に伝えてほしい。
きっと球児は、コーチとしても素晴らしい実績を残すに違いない。
記者会見やインタビューのなかでしか、球児の生の声を聴いていないけれど、あれだけのことを若い人たちにきっちりと伝えることができれば、どれだけその言葉が彼らを勇気づけ、成長させることができるだろう。
若い人にとっては、素晴らしい先輩がいるのだ。
これほど恵まれた環境はないだろう。
2007年の球児の人形

周りにいるのは、岡田監督、金本知憲、赤星憲広だ。
