テレビにらめっこ
- 2015/03/31
- 00:00
IT系の会社に転職した年、随分長い期間、研修を受けた。
営業研修である。
僕は技術職で採用されていたが、技術職であっても、社内では、大きく分類すると営業部門の所属になるので、営業研修を受けなければいけない。
当時は研修にも十分な時間をかける余裕があった。
ほぼ1年間の研修である。もちろん、研修期間と言っても、自分の所属する部門に戻ったときは、仕事をする。
中途採用であるので、即実戦対応というなかでの研修である。
研修と現場での実戦の繰り返しだ。
研修コースの中には、毎日5分間スピーチをする時間があった。
数名が話しをするのだ。1クラスの人数とコース期間により、毎日話をする人数が変わる。
これは多くの人の前で話をするトレーニングでもある。
初めのうちは、お互いが知らない者同士なので、自己紹介が中心となる。
コースを重ねるごとに、自分の趣味であったり、得意分野であったり、自分の話しやすいテーマを選ぶことになる。
テーマは自由だ。
あるコースが大阪で開催された。
それは1週間の短いコースだったが、他のコースはすべて、関東で開催されていたので、唯一の大阪コースである。
研修としてはすでに2つのコースが終わり、3つ目のコースだった。
受講生もそろそろ研修にも慣れてきて、仕事にも慣れてきた頃だ。
受講生仲間の多くは、中途採用であり、様々な業種からの転職があった。
このコースでの5分間スピーチでは、大阪が地元の僕としては、大阪らしいテーマにしようと思った。
そこで取り上げたのは、大阪でしか見られないテレビ番組である。
折角大阪に来たのだから、大阪でしか見られない番組を見て帰って欲しいというメッセージだ。
3つのテレビ番組を紹介した。
1つめが「テレビにらめっこ」である。
番組名は、「突然ガバチョ」と言っていたが、「テレビにらめっこ」の印象が強烈であった。
司会は、笑福亭鶴瓶。
とても若い。
視聴者参加番組である。制作費はゲストの出演料くらいか。安上がりである。
ただ「テレビにらめっこ」という、今までテレビでは見たことのないシナリオを、作り出したパワーはすごいものである。
スタジオには、100人くらいいるだろうか、視聴者が座っている。
そこで司会の笑福亭鶴瓶が、これも視聴者から投稿した葉書を読む。
葉書には、面白いネタが書かれている。
鶴瓶がそれを読む前に、「テレビにらめっこ」という。
それが言われた後は、スタジオにいる人は、笑ってはいけないのだ。
ふたりでやる「にらめっこ」のスタジオ版だ。全員参加版だ。
笑ったら負けである。
シーンとしたスタジオで、鶴瓶が葉書を読む。
微妙な静寂がある。
と、こらえきれずに吹き出す人が必ずでてくる。
たいていは、若い女性である。
それを見つけた、鶴瓶が「退場!」と叫ぶ。
罰ゲームは退場だ。
退場の仕方もひねられている。
筋肉むきむきの男性二人がスタジオに入ってくる。
上半身は裸である。
下半身は、海パン一丁。もちろん、ピチッとした海パンだ。
しかも筋肉ムキムキの人形が据えられた台車と一緒に入ってくるのだ。
ムキムキマシーンという。
笑ってしまった、若い女性を筋肉ムキムキマンが軽々と抱え上げる。
そしてムキムキマシーンにまたがらせて、退場となる。
こんな奇妙奇天烈なシーンは、いままでテレビでは見たことがない。
関西パワーである。
残念ながら、「突然ガバチョ」は、すでに放映は終わっている。
まだあと2つのテレビ番組がある。

営業研修である。
僕は技術職で採用されていたが、技術職であっても、社内では、大きく分類すると営業部門の所属になるので、営業研修を受けなければいけない。
当時は研修にも十分な時間をかける余裕があった。
ほぼ1年間の研修である。もちろん、研修期間と言っても、自分の所属する部門に戻ったときは、仕事をする。
中途採用であるので、即実戦対応というなかでの研修である。
研修と現場での実戦の繰り返しだ。
研修コースの中には、毎日5分間スピーチをする時間があった。
数名が話しをするのだ。1クラスの人数とコース期間により、毎日話をする人数が変わる。
これは多くの人の前で話をするトレーニングでもある。
初めのうちは、お互いが知らない者同士なので、自己紹介が中心となる。
コースを重ねるごとに、自分の趣味であったり、得意分野であったり、自分の話しやすいテーマを選ぶことになる。
テーマは自由だ。
あるコースが大阪で開催された。
それは1週間の短いコースだったが、他のコースはすべて、関東で開催されていたので、唯一の大阪コースである。
研修としてはすでに2つのコースが終わり、3つ目のコースだった。
受講生もそろそろ研修にも慣れてきて、仕事にも慣れてきた頃だ。
受講生仲間の多くは、中途採用であり、様々な業種からの転職があった。
このコースでの5分間スピーチでは、大阪が地元の僕としては、大阪らしいテーマにしようと思った。
そこで取り上げたのは、大阪でしか見られないテレビ番組である。
折角大阪に来たのだから、大阪でしか見られない番組を見て帰って欲しいというメッセージだ。
3つのテレビ番組を紹介した。
1つめが「テレビにらめっこ」である。
番組名は、「突然ガバチョ」と言っていたが、「テレビにらめっこ」の印象が強烈であった。
司会は、笑福亭鶴瓶。
とても若い。
視聴者参加番組である。制作費はゲストの出演料くらいか。安上がりである。
ただ「テレビにらめっこ」という、今までテレビでは見たことのないシナリオを、作り出したパワーはすごいものである。
スタジオには、100人くらいいるだろうか、視聴者が座っている。
そこで司会の笑福亭鶴瓶が、これも視聴者から投稿した葉書を読む。
葉書には、面白いネタが書かれている。
鶴瓶がそれを読む前に、「テレビにらめっこ」という。
それが言われた後は、スタジオにいる人は、笑ってはいけないのだ。
ふたりでやる「にらめっこ」のスタジオ版だ。全員参加版だ。
笑ったら負けである。
シーンとしたスタジオで、鶴瓶が葉書を読む。
微妙な静寂がある。
と、こらえきれずに吹き出す人が必ずでてくる。
たいていは、若い女性である。
それを見つけた、鶴瓶が「退場!」と叫ぶ。
罰ゲームは退場だ。
退場の仕方もひねられている。
筋肉むきむきの男性二人がスタジオに入ってくる。
上半身は裸である。
下半身は、海パン一丁。もちろん、ピチッとした海パンだ。
しかも筋肉ムキムキの人形が据えられた台車と一緒に入ってくるのだ。
ムキムキマシーンという。
笑ってしまった、若い女性を筋肉ムキムキマンが軽々と抱え上げる。
そしてムキムキマシーンにまたがらせて、退場となる。
こんな奇妙奇天烈なシーンは、いままでテレビでは見たことがない。
関西パワーである。
残念ながら、「突然ガバチョ」は、すでに放映は終わっている。
まだあと2つのテレビ番組がある。
